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19(ジューク)

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19と共に駆け抜けた青春時代・・・。

投稿者:ひめ

もう解散してしまってるけど、19というアーティストがいたことを私は絶対に忘れません。

当時高校一年生だった私は、深夜の音楽番組のランキングで、19の「あの紙ヒコーキくもり空わって」を聴きました。

すごくすごくいい歌で、大興奮で次の日学校に行って友達に話したら、たまたま友達もその曲を耳にしていて二人で超盛り上がりました!

曲名はギリギリ覚えてたけど、「19」っていう名前の読み方も分からなくて、帰りにCDショップでCDを探して調べたけど、ランキングも40位とかだったし、まだ有名じゃなかったからCDも置いてなくて、結局それから暫く、音楽番組とか観ながら名前を調べてたっけ・・・。

ようやく「19」を「ジューク」って読むんだって分かった頃には、もうすっかりハマってて、デビューは一年前だったこと、イラストライター326さんの詩に誰か曲をつけてって募集してみた所に、健治と敬吾の二人が送って来て、それから三人の関係が始まって19が出来たこと、いろいろ知って、気付けば私も音楽をやりたいって思ってました。

その頃、下の下の方のランキングから始まった19の快進撃は、なんと一桁のランクまで猛追を見せてくれて、相方と二人で感動しちゃったりしました。 それだけのことで泣けたりもしたなあ・・・。

高校生で、バイトは禁止だったけど、二人でファーストフード店でこっそりバイトして、お金を貯めてギターを買いました。

私のお父さんが昔スタジオミュージシャンだったから、お父さんに二人でギターを習って、学校の帰りにカラオケBOXで弾いて歌って、お休みの日は土手で弾いて歌って・・・。

町で弾き語りして、お兄さんに300円貰ったこと、その300円は未だに遣えていないこと、文化祭での初めてのステージ・・・。

全て19に出会っていなかったら、過ごしていなかった青春の1ページだと思います。

今でも、路上で歌ってた頃の19のデモテープをたまに聴き返します。 19のライブで出会った、当時からのファンの人にダビングして貰ったものです。

音質もラジカセだから当然悪いけど、シングルになった曲の原型のものや、等身大のままファンと喋って、笑って、楽しそうに音楽をしているのがそのまま収録されたテープです。

それを聴くと、なんだか私も原点に戻れる気がして・・・。

残念ながら、私たちが19才になる春に、19は解散してしまいました。

私たちが19才になる頃、もう19はいなかったんです。

19はもういなかったけど、最初で最後の「19才」はすごく特別な一年になりました。 19の名前の由来になった年だから・・・。

大人でも子供でもない特別な一年。 きっとずっと忘れない。

今も音楽に触れる仕事をしている私・・・。

私が今夢を見ながら仕事をしているのは、19のお陰だと思ってます。 再結成して欲しいとかは思ってないです。

ただ、今も19は19のまま、楽しそうに笑って生きててほしいなって思っています。

私もきっと、そうやって生きていくから。